2012年1月22日日曜日

DJセット論

どうもどうもご無沙汰しております。
みなさんよいお年を迎えられましたでしょうか。僕はというと最近どうしていいか分からない状況真っ直中です。
と毎回似たような書き出しをするものの、元から定期的に読んでる人がいるはずもないぐらいの更新頻度なのでそれそろどうかなと思い始めたホリカネです。

というのは置いといて、夕方辺りについったーで流れてきてタイトルにもなってるDJセット論云々の話がちょっと面白かったので流れに乗っかってちょっと書いてみます。
きっかけになったのは@Sangoのついったーでのこのポスト(なのかな?)で、リンク先のさらにリンク先の記事(と言ってもあくまでも草稿でこのあと加筆修正をするとのこと。なのにリンク貼ってごめん)を読んだ上で、ほぼ同意できる内容ではあるけどそこからはみ出た部分というか補足というかなんというか、な内容。

・出番の中でのテンション曲線は必ずしも右肩上がりである必要はない
たしかに自分の出番の中でピークを作るなら後半に作る方がしっくりくるって人が多いと思います。というかぶっちゃけ僕もそうです。
だけど現場でお客さんを前にしてプレイする場で、例えば前の人がうまくお膳立てをしてくれてその場の空気がピーク一歩手前まで暖まってる状況であれば、わざわざ一度テンションを落としてまた一から場を作っていくよりも流れを汲んで、そのままピークを作った方が場の空気は誘導しやすいんじゃないでしょうか。最初にピークを作ってから一度場を落ち着かせて、そのあとまた少し暖めてバトンタッチっていう流れも十分ありなはず。
イベントはDJ一人で終わるものじゃないです。周りでは大体6~7時間のものが多いし、その長丁場を一人一人の持ち時間で同じテンションの上下のさせ方をしてると分かりやすいけど全体を通して見たときに飽きがきてしまう人もいるかもしれません(というかDJが入れ替わった直後にフロアから消えてく人が多いのはそういうところからきている気がします)。もちろん前後の人が違うジャンルをプレイしていたり、持ち時間がすごく長かったり、逆に短かったり、といろいろな要因からこの方法論が型にはまることは右肩上がりにすることよりずっと少ないだろうけど、同じジャンルの人で集まったイベントならできないことじゃないはずだし、お金を払って遊びに来てくれてるお客さんのためにも自分がそのときにしっくりこなくても、全体の流れを崩さないプレイをする選択肢も持っておくと考え方の幅も広がっていろいろ吸収できるんじゃないでしょうか。



まあこんなこと書いてみましたけど、こういう話は当然なにが正解ってことはないし、どう組み立てるかを選択するのは現場で空気を見た瞬間の自分でしかないので、元記事にあった
ハイ、君に○分の時間を差し上げますのでセット組んでねーよろしくーなんて言われてはいそうですかなんて組めたら苦労しないわけで、かといって現場でお客 さんの反応を見ながらやってますセットは組んでいきませんよ(キリッ)なんて玄人の意見はあるレベルまではまったく役に立たないわけで、その辺どうすん のっていう部分について、意識の骨格的な所を考えていきたい。とりあえず「それっぽい」セットを組むための意識付けのきっかけになればいい、そういう薀蓄です。
ってとこに当てはまる人に対するアドバイスとしては結局「少なくとも顔挙げてフロアのお客さんの様子が見られる余裕が持てるぐらいまで場数踏んでがんばりましょう」ってとこに落ち着いちゃううんこ製造器でした。